日誌20100321:運が良かったというかなんというか

起きると0610、前日の卒業式〜謝恩会〜自宅で卒業生と夜中まで打ち上げ会、のロードが響いたのか目覚まし効かず。それでも荷造りは前夜にほぼ完了しており、NS(オランダ鉄道)の工事で電車の時間を早めなければならないことは知っていた。

しかし家を出る間際になって忘れ物(ラオス〜タイで履くサンダルとか)に気付いたりして家を出るのが遅れ、南駅からの予定の電車(今回はフランクフルト空港から、Amersfoort経由でユトレヒトからICEなので、ほとんど1時間予定を早めなければならない)0658発をギリギリで逃す。まあいざとなったら中央駅へメトロで行って、そこから乗ればいいや、と考えてのんびり構えていたせいもあるのだが、よく見ると日曜で始発が0732、0758 発のICEにはギリギリだ。それでもタクシーで駅まで、といった気は起こらず(休みなのにキチキチ動いてどうする、といった気分なのだ)。

さて中央駅に0747に着いてみると、ICEはもう出た後だった。工事で迂回するため、20分繰り上げ発車するのも知っていたが、その繰り上げた時間が0758だと勘違いしていたのだ。次のICEは1051発、これでは1440発の飛行機にはぜったい間に合わない(中央駅〜フランクフルト空港は所要時間3時間42分)。そうなると残るは一つ、在来線でEindhoven〜Venloと行って、VenloからDB(ドイツ国鉄)で国境を越え、デュイスブルグなりデュッセルドルフなりケルンに出てフランクフルト空港駅をめざす他ない(デュッセルドルフ空港へは、このルートで行ったことあり)。これは賭けだなあ、と思うとわくわくする。

ちょうど0753発のEindhoven行きがあったので急いで乗る。ホームの掲示をみると、オランダ全土で今日は工事日らしい(マイミクさんも被害を受けた模様)。Hilversumを経由してEindhovenには0925着、向かいのホームから10分程度の接続でハーグから来たVenlo行きに乗り換える。1015Venloに着いて国際列車の時刻をみると、毎時05分発車。1時間近く待つあいだのタイムロスを考えダメかも感に襲われるが、その場合でもともかく空港へ行って明日の飛行機に乗る算段をしなければならないので、崩れず。キヨスクでコーヒーとアップルパイ食べる。

1100近くなってドイツからの列車が入線。密入国か密輸を警戒してか、ホームに警官(もちろんオランダの)の姿。Venloを出て約30分で終点のMönchengladbach着、乗り換えてケルンへ。ケルン中央駅には1235着。時刻表を見るとドルトムントからのICEでフランクフルト空港駅1355がいちばん早い。これは空港のカウンターでの言い訳を考えておく他あるまい。ちょっと時間があるのでホーム下のスタンドでソーセージ食べ、スーパーで旅行用洗剤(reiのチューブ入り、とても便利)買う。

ICEではぐっすり寝、慌ててフランクフルト空港駅で降りる。中国東方航空は第2ターミナル、シャトルバスで行かなければならない。乗り場に来ると1400、シャトルバスを降りチェックインカウンターには1410到着。言い訳をする間もなく、「うん、いま航空会社に電話してまだ大丈夫か聞いてるとこだよ」(走ってくるのを見て、すべてを了解したのだろう)。OKが出、発券。「とにかくまっすぐ搭乗口へ。急いで!」と念を押される。まったく予定通り乗れる、と思うと妙な気分だ。

搭乗口では自分が乗るのとまったく同じ時間に他に2機が出発する予定。それなのに検査は厳重で、靴を脱いだうえ下肢を後ろ90度にあげた状態で金属探知器を当ててもらわねばならない。その上楽器を爆発物検査にかけられる。それでも同じタイミングの乗客がほかにもいたためか、問題なく搭乗。