2008-01-01から1年間の記事一覧

師走の明るい話題

理不尽 相次ぐ無差別殺傷 社会で孤立、人生に嫌気 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081229-00000053-san-soci>いやこれは殺すやつの人格に問題があるんだし、殺されるようなところにいた方もリスクは自分が負うべきだ。要は自己責任ですよ。 - 内定取…

ブッシュ、イラクで靴を投げられるの図

映像 http://www.msnbc.msn.com/id/21134540/vp/28223089#28223089http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081215-00000009-jij-int 記者が米大統領に靴投げる=イラク【カイロ14日時事】イラクを14日に訪問したブッシュ米大統領がマリキ・イラク首相との共同…

地位協定考

日米地位協定といえば現代の不平等条約、日米安保条約とセットになって日米「同盟」(という言葉は不正確だ。対等なものどうしが結んでこそ同盟なのだから)の根幹をなす行政協定だ。アメリカは、基地をおく各国とこうした行政協定を結んでおり、その内容は…

平和に生きる権利(ヴィクトル・ハラ)

El Derecho de Vivir en Paz (Victor Jara)E l d e r e c h o d e v i v i r P o e t a H o C h i M i n h , Q u e g o l p e a d e V i e t n a m A t o d a l a h u m a n i d a d . N i n g ù n c a ñó n b o r r a r a E l s u r c o d e t u a r r o z …

サルコジへの覚書:自由貿易を忘れよ

サルコジへの覚書:自由貿易を忘れよ (クレア・プレモ筆、ニューズウィーク誌2008年10月31日) 自由貿易は失敗だった、新しい経済モデルの出番だ−−著述家であり研究者、エマニュエル・トッドは、今週号のLe Nouvel Observateur誌でこう語った。 彼は低迷す…

九州新幹線考

やっと、こういう意見が報道されるようになった。それはいいことなのだが、着工されてからでは遅い、という気もする。これは反対運動の問題なのか、マスコミの体質なのか。地元出身者としては、もう少しマシなお金の使い方はないのか、という感じだ。福岡〜…

タイ国王考

やっぱりプミポン国王は期待を裏切らない。国民向けのパフォーマンスではあるのかもしれないが、やるだけ偉い。 - http://www.newsclip.be/news/2008508_018930.html 「足るを知る経済」 タイ国王がベルト修理を依頼【タイ】タイのプミポン国王に自作の靴を…

硫化水素が

いくら社会問題だからといって、一家心中には違いない。わざわざ慣例を破って殺人未遂で逮捕、というのは、じつはマスコミに向けたサービス精神の現れではないだろうか。この前の光母子殺害事件の差し戻し判決もそうだが、検察も裁判所も警察も、どうもやる…

チベット考2

中華人民共和国駐日本国大使館のサイトから - http://www.china-embassy.or.jp/jpn/xwdt/t427682.htm 自爆テロの実施鼓吹 「チベット青年会議」のリーダー「チベット青年会議」(TYC)のリーダー、ツェワン・リグジンは最近、イタリア紙「エリエーレ・デ…

チベット考

チベットがチベット人のものならば、歴史から考えて必然的に、北米はネイティブ・アメリカンのもので南米はインディアスのものでハワイはポリネシア系ハワイ人のものでサハリンと北海道と千島列島はアイヌ他先住民のもので沖縄は琉球人のもので台湾は先住諸…

書評 関曠野「歴史の学び方について」、窓社

どうひいき目に見ても、関曠野は現代日本最高の、かつ最も過少評価され遠ざけられている思想家の一人である。私も若い頃から現在まで、そのことばに触れては大いに影響と恩恵を受けた。ただ、関のことばは時間をかけて思索され練り上げられているだけに、な…

書評「唯心論と唯物論」L.フォイエルバッハ、桝田啓三郎訳、角川文庫

学生時代、「さいきんフォイエルバッハを読んでる」と言うと、マルクス主義者を自認する友人に怪訝な顔をされた。曰く、「フォイエルバッハ?なんで今さら。マルクスにあんなに批判されてるじゃないか」。その言にも呆れたけれど、なんで呆れてるのかをきち…

書評「逝きし世の面影」渡辺京二、平凡社ライブラリー

本書はもともと、福岡の葦書房から美しく重厚なハードカバー本として出版された。ところが同社が倒産してしまい(したがって石牟礼道子のエッセイ集「花をたてまつる」も絶版になってしまった。選ばれた文章といい装丁といい、名作だけに残念きわまりない)…

書評「日本文学史」小西甚一、講談社学術文庫

日本文学史=つまらない、と相場は決まっている、とばかり思っていた。理由はかんたんで、書き手や教え手がえこひいきやヨイショをするからだ。日本文学は世界に類を見ないユニークで優れたもの、という理由なき前提があり、その結論に向かって思い入れたっ…

書評「新憲法の誕生」古関彰一、中公文庫

日本国憲法に関心のある人には、ぜひ読んでほしい一冊。 明治憲法から日本国憲法への改正過程と、そこで誰のどんな思惑が、どうその条文に影響したのか、が克明に解き明かされている。また、当時の世論や憲法を取り巻く状況も、印象的なエピソードを通して活…

CD評「バベットの晩餐会」

残念ながら日本語版は現在品切れの上に稀少、入手可能なのは英語版DVDだけだが、それでもやはりお薦めしたい一本。原作は、20世紀最高のストーリーテラーとも讃えられるアイザック・ディネーセン(カレン・ブリクセン)の短編。同じデンマーク人のガブリエル…

平和友好条約考

日本とアメリカの間には、友好が存在しない。正確には、友好条約が存在しないらしいのだ。日本国との平和条約(サンフランシスコ平和条約)は「戦争状態はこれで終わりだよー」というお約束=講和条約であって、対等な友好関係をどう築くか、といった内容は…

ドレミファ考

結論からいうと、音階の階名「ドレミファソラシド」を修正することを提案したい。理由1: レはre、ラはlaなのだが、日本語はrとlを区別しない。もちろん、これは日本語が言語として劣っている等々、といった問題ではない。たとえばヨーロッパ語圏の人間も、…

シンタクラース考

またシンタクラース(聖クラウス)がやって来た。オランダ人にとってはクリスマスより重要、と言われる日。しかし私はこの日が嫌いだ。はじめてシンタクラースのパレードを見た時の違和感はよく覚えている。白いひげを生やした白人(ほんとうはトルコの人ら…

天皇家は代々仏教徒だった?泉涌寺の謎

京都東山の泉涌寺には、天智天皇〜昭和天皇に至る、歴代の天皇の位牌がある、ご神体じゃなく位牌が。そしてお寺の敷地内には、鎌倉時代の御堀河院から孝明天皇(明治の前。大政奉還の時に幕府の味方だったため暗殺された疑惑が晴れない)までの陵墓もある。…

文民統制考

東奥日報社説・2006/12/18 http://www.toonippo.co.jp/shasetsu/sha2006/sha20061218.html 文民統制がますます重要/防衛省昇格 防衛庁の「省」昇格関連法が十五日成立した。来年一月九日には内閣府の外局となっている防衛庁が防衛省に、防衛庁長官は防衛相…

陰謀論考

「9.11はCIAの自作自演」「モサド(イスラエル情報部)は9.11を知っていた」「ブッシュは開戦前、イラクに大量破壊兵器がないことを知っていた」といった疑念への殺し文句は決まっている。「それは陰謀論に過ぎない」。それは、世界的な悪の共同体など存在し…

共和主義?

共和主義(リパブリカニズム)という思想が日本でいま一つ認識されない理由の一つは、訳語だと思う。そもそもの語源である中国語で「共和」とは、皇帝が欠けた時期の一時しのぎ的な合議政治を指していたし、「五族共和」だって「法の支配」等々を指していた…

ミクロネシア連邦憲法前文(日本語私訳と英語原文)

われらミクロネシアの民は、主権者として、 ここにミクロネシア連邦憲法を制定する。この憲法のもとに、われらの共通の願いとして、 平和と調和のうちに生き、 過去の伝統を守り、 未来への約束を果たすことを宣言する。多くの島々が織りなすひとつの民族と…

オランダ王国憲法(第9章)

第9章 付則その1 (1995年7月10日、王国法第402号によって失効)その2〜8 (1995年7月10日、王国法第404号によって失効)その9 第16条は、「戦争犯罪に関する布告」によって処罰される犯罪にはあてはまらない。その10 (1995年7月10日、王国法第404…

オランダ王国憲法(第8章)

第8章 憲法改正第137条 (1)この憲法を改正する議案は、慎重に話し合わなければならない。 (2)国会第二院は、王やその代理が出したものであれ他が出したものであれ、憲法を改正する議案は、いくつかの別々の議案に分割してよい。 (3)上の(1)に述…

オランダ王国憲法(第7章)

第7章 州、郡、水防団およびその他の公共団体第123条 (1)州や郡は、国会で決めて、廃止したり新設することができる。 (2)州や郡の境を変更するためのきまりは、法律で定める。第124条 (1)州や郡の自治体は、その内部に対する条例を作り、またそれ…

オランダ王国憲法(第6章)

第6章 司法第112条 (1)裁判所は、私法にかかわる権利をめぐる争いや、罪を裁く責任をもつ。 (2)私法にかかわらない紛争を裁く責任は、法律にしたがい、裁判所または裁判所に属しない法廷が受けもつ。こうした裁きの扱い方や効力は、法律で定める。第1…

オランダ王国憲法(第5章)

第5章 立法と統治第1部 法律やその他の規則第81条 法律は、政府と国会が共同でつくる。第82条 (1)法案を出せるのは、王またはその代理、もしくは国会第二院である。 (2)国会両院の合同会議で話し合う必要がある法案を出せるのは、王またはその代理、…

オランダ王国憲法(第4章)

第4章 国家顧問団、会計検査院およびオンブズマン第73条 (1)国家顧問団、または顧問団のそれぞれの部門は、議案、国家の方針に関する提案、また条約の承認に関する提案について、国会から相談を受ける。国会が決めれば、これらの相談はしなくてよい。 (…