2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

アガルワール:自由なインドのためのガンディー主義憲法 第6章

(p.80) VI むらが基本の単位 まえに示したとおり、ガンディー翁の願いは、自給し自治を行なうむらが基本の単位となり、自由なインドの公的行政を担うことであった。こうした提案は、この国の古式ゆかしい伝統に基づいている。小さい、あるいは隣接しあったむ…

アガルワール:自由なインドのためのガンディー主義憲法 第5章

第二部(p.77) V 基本的な権利および義務 第一部では、スワラジ(自治独立)憲法の根本となるべき基本原則を明らかにするよう努めた。第二部では、その憲法をさまざまな面において性格づける、おもな特色について述べる。くわしく本物らしい憲法草案を、一か…

ミクロネシア連邦憲法前文・改々訳

ミクロネシア連邦憲法前文われらミクロネシアの民は、 ほんらいの主権者として、 ここにミクロネシア連邦憲法を制定する。この憲法のもと、 われらの共通の願いとして 平和と調和のうちに生き、 過去からの遺産を守り、 未来への約束を果たすことを宣言する…

アガルワール:自由なインドのためのガンディー主義憲法 第4章(12)

国際主義対普遍主義 人びとは、国際主義についてもっともらしく語るいっぽうでガンディー翁の「村落主義」をあざ笑う。しかし翁が国際主義のはるか先を見通していたことを、いままで理解したものがあっただろうか?かれが求めるのは国際主義だけではない、普…

アガルワール:自由なインドのためのガンディー主義憲法 第4章(11)

中世回帰主義? ガンディー主義に向けられるいちばんありふれた批判は、時計の針を逆転させてわれわれを中世へ引き戻そうとするのか、といったものだ。しかしそうしたガンディー思想への攻撃は、まったくの誤解に基づいている。 (p.68) ガンディー翁は、村落…