アガルワール:自由なインドのためのガンディー主義憲法 第7章(2)

地区パンチャーヤット

 タルカ・パンチャーヤットの代表者全員が、地区パンチャーヤットを構成する。通常ひとつの地区に、さきに述べたような規模のタルカが1ダースを超えて含まれてはならない。地区パンチャーヤットの任期は3年とする。その機能は;

(a) タルカ・パンチャーヤットの活動を指導・監督・調整し、会計を監査する。
(b) カレッジあるいは初等後の教育を実施する。
(c) 特殊な疾患のため、設備の整った病院を運営する。
(d) 非常事態に備え、地区警防団予備隊を運営する。
(e) 地区協同組合銀行およびマーケティング協会を運営する。
(f) 適切な灌漑施設を整備する。

(p.87)
(g) タルカ間のスポーツ試合や競技会を開催する。

 小さい州のばあい、地区パンチャーヤットは省いてもよいだろう。すなわち、タルカ・パンチャーヤットが州政府と直接結びつくことになる。

市政評議会

 都市では、区パンチャーヤットと市政評議会に幅広い立法および執行権力が与えられる。これら[後者]の機能は、多かれ少なかれ地区パンチャーヤットのそれと同様である。すなわち、区パンチャーヤットの活動を調整することだ。
 市政評議会は、すべての公共交通手段、発電施設および水道網を所有し管理する。

アガルワール:自由なインドのためのガンディー主義憲法 第7章(1)

(p.85)
VII
タルカおよび地区パンチャーヤット

 村むらの社会・経済・政治活動を調整するため、タルカ(ターシル)および地区パンチャーヤットを置く。これら上位機関の機能とは、助言であって強制ではない。つまり下位パンチャーヤットを指導し、助言や監督はするが、命令を下すものではない。

タルカ・パンチャーヤット

 一定数の村から正しく選ばれた代表者が、タルカ・パンチャーヤット
を構成する。とうぜん、パンチャーヤット構成員の数は、タルカにまとめられる村の数によって異なる。通常、ひとつのタルカは約20か村からなり、したがってその人口は20,000人前後であろう。いうまでもないが、現行のタルカの規模はかなり縮小し、そこでの行政や立法、司法の業務を、やりやすく効率のよいものにしなければならない。
 タルカ・パンチャーヤットの任期は、むらパンチャーヤットと同じく3年である。
 タルカ・パンチャーヤットの機能はつぎの通り;

(a) 村むらのパンチャーヤットの活動を指導・監督・調整し、会計を監査する。
(b) 中学あるいは高等小学教育を実施する。
(c) 専門的処置のため、より大きい病院・助産院を運営する。
(p.86)

(d) 非常事態に村むらを支えるため、警防団の特別予備隊を運営する。
(e) タルカ協同組合銀行およびマーケティング協会を運営する。
(f) 村むらを結ぶ道路を、良好な状態に維持管理する。
(g) 農作業の効率を増進するため、モデル農場を運営する。
(h) 村どうしのスポーツ試合や競技会を開催する。

老化日誌20121121

人生もとっくに折り返し点を過ぎ、折々下り坂の我が身を感じるこの頃。このさい、あんまり誰もやってない己の老化現象を書き留めておくのも無駄ではあるまい。

・膝痛がなかなか完全に収まらない。筋力が落ちたせいだろう。

・「梅棹忠夫」をど忘れして、思い出すのに2時間ほどかかった。

・この前は、「マシュー・リッジウェイ」をど忘れして、思い出すのに2日かかった。

・風邪を引いてもちゃんと熱が出なくなり、回復が長引くようになった。

以上。

日誌20121002_終日上海

日誌20121002_終日上海

0550起き、中国中央テレビのOPを観て、シャワー浴びネスカフェ飲んで0743外へ朝食に。 宿の周りをほとんどあみだくじ状に歩く。どうもこのエリアは外国人(韓国人?)が多く、暮らし向きの良い新開地(空港から地下鉄で4駅だから、当然か)らしい。ちょっと高級感のあるパン屋やカフェが多い。そういうところに限ってターゲットにされないようにか「釣魚島と取り戻そう」といった大段幕を掲げている。噂は本当のようだ。





さんざん歩いたところで、妙境路と新川路の交差点の蘇州湯包やへ。湯包6元、辣肉麺10元。

宿に戻り、部屋のLANにポケットワイヤレスルータをつないで試験。部屋番号と暗証番号(パスポート番号の下六ケタ)を入力するのだが繋がらず。受付に行って試してもらったがやはりダメで、代わりに事務用?のログイン情報を教えてもらう。

部屋でネスカフェ飲み、受付ロビーでメール打ったりして1140ようやく外へ。新川路を東へ歩き、Suning(蘇寧)電器の前のショッピングセンターへ。貼膜屋(携帯などに保護フィルムを貼る専門の商売。中国にはやたらと多い)の屋台が何軒か出ており、丁寧にやってくれそうな顔の若者と目が合ったのでそこでやってもらうことにする。Apple純正のフィルムが100元、サードパーティのが70元(技術料込み)で、このさい前者にして手順を見せてもらう。

・貼る前にディスプレイガラス面の埃は完璧に取っておく
・フィルムはディスプレイの長辺をガイドラインに使う
・さいしょはやや弛んだ感じで貼っておいて、ヘラ(プラスチック板にガラス拭き用クロスを被せたもの)と爪先で気泡をまとめ、外に追い出す方が楽

がコツといったところか。美しい出来栄えをほめ、記念撮影。

ショッピングセンター前のバス停から申川専線で上海駅へ6元。浦東新区はやはり新興開発区らしく、小綺麗な高層アパートが並んでいる。工場が見えたらすぐ黄浦江を渡り、虹口区を横切って駅南広場の西端に着く。1330不夜城ビルへ。携帯充電用のUSBケーブル10元、万能バッテリー充電器40元、iPhone用アダプター本体(iPad以外の機器を同時に充電する用)30元購入。

地下鉄上海駅駅へ歩き、公共交通カード70元(うちクレジット50元)購入。不夜城は携帯に特化していてiPadの周辺機器はほとんどないので、1号線で徐家 へ。2大電脳ビルを探索するが、お目当てのiPad用シリコンキーボード付きケースはない。まだ深センでも出来たばかりで、輸出に回ってから国内市場への供給が始まるのだろうか。

同じ駅から地下鉄9号線で黄浦江の下をくぐって商城路駅へ。世紀大道を歩く。正大広場を探すが、お目当てのダイアリーを置いている文房具屋(というより文房具屋そのものが)見つからず。

また浦江の下をくぐって南京西路駅へ。昼食べてなかったので4番出口からビル上がった南翔饅頭店へ、蟹肉小籠包35元、ホットミルクティー16元。蟹肉だからと言ってとくにありがたい感じはせず、今後は安いし豚肉かエビのでいいや。ミルクティーはココア入り。この種のオリジナリティーの追究は、あまり感心しない。

南京西路〜陜西南路を歩き、長楽路のGarden Bookへ。しかしQuo Vadisの中国語版ダイアリーはまだ入荷しておらず、11月?とのこと。

威海路を西に歩いて辛香 で四川料理の夕食。口水鯰魚、キュウリのニンニク和え、手羽の唐揚げ、ハルビンビール、ご飯で97元。まあまあ。キュウリはすばらしく、自分でも作ってみたい味。

陜西南路駅そばのリリアンも閉まっていて何も買えず、人民広場まで散歩して地下鉄に乗る。しかし国慶節のためかこれも途中まで。駅で待っていた白タク80元で川沙駅まで。とちゅう居眠りしてここだ、と言われて降り、よく見るとひとつ手前の華夏東路駅。しょうがないので途中方向を間違えつつ宿まで歩くと2330、荷物ちょっと整理して寝る。

日誌20120930-1001 移動日

日誌20120930-1001 移動日

出発直前まで仕事して、家に着くと1955、それでもシャワー浴びて残りご飯でステーキ丼(肉も解凍してあり、消費しないわけには行かない)作り、最後のメール出して荷造りし予定からかなり遅れて2155に家出る。アムステルダム南駅まで歩くと、電車の到着時刻モニターがグレー。すべて不通になっている。代替のシャトルバスに乗るため駅のバス乗り場へ歩く。かなり待たされて2220に発車。2240に空港着、急いでアエロフロートにチェックイン。間に合った(ちなみに飛行機は2235発)。機内食ビーフストロガノフ+ご飯。

モスクワまでは本読んで0400着。まだ搭乗まで5時間半ある。さいわいモスクワ空港のFターミナルには無料無線LAN(最初に携帯電話会社のコマーシャルが入る)があり、ちょっとベンチで仮眠してトニックウォーター100ルーブル飲んで出し残しのメール打っているうちに呼び出し喰らう。これからは気をつけよう。1015発。

上海までのアエロフロート機内は大半中国人。ロシア人CAも片言(隣の中国人客談)の中国語でアナウンス。朝食と夕食が出て、本読んで隣の中国人(マドリード在住の女性、浙江省青田出身)と話したり筆談するうち上海着2300。

チェックインの荷物はなく、夜中でイミグレもほとんど並ばずに外へ。地下鉄は終わっていて、タクシーで川沙鎮の百時快捷酒店へ65元。受付にはバイトっぽい女の子ひとり、さいしょ「外国人はダメ」とか英語で書いてくるので、そんなわけないでしょ、という顔(だいたい、こういう時の理由は「英語できないから」なのだし)をすると本社?に電話して指示を受けたらしく、泊まれることになる。パスポートの表紙までコピーしたり、領収書を出し忘れていたところ(デポジットを受け取るのに絶対必要)をみると、国慶節で人手が足りず、臨時で駆り出されたクチではあるまいか。部屋は畳部屋と称する小部屋、布団、小さな座卓、トイレ、シャワーでほとんどすべて。二泊188元、デポジット込みで208元前払い。

夜食食べに外へ、向かいの沙県小吃で青菜拌麺5元。満たされない味。コンビニでネスカフェ3in1を20.5元、エビ味カップラーメン4.5元買って宿へ、カップ麺食べテレビ観て寝る。

電気料金倍増考

政府発表を鵜呑みにするとしても、

2010年度の電気代=月1万円 として、2030年の予測(その間は?)では

原発依存度0%の電気代=月14000〜21000円(中間値17500円)

原発依存度15%の電気代=月14000〜18000円(中間値16000円)上-1500円

原発依存度25%の電気代=月12000〜18000円(中間値15000円)上-1000円

従来の原発依存度も27〜32%だったので、いずれにしても電気料金は大幅に上がり(きっと福島原発事故の処理コストなども加算されているのだろう)、たとえ原発を動かしても差はこのくらい、ということだ。0%だけ見せて「倍増!」とかいう手口はどこかで見たなあ、と思ったら、ブルーバックス

統計でウソをつく法
http://www.amazon.co.jp/%E7%B5%B1%E8%A8%88%E3%81%A7%E3%82%A6%E3%82%BD%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8F%E6%B3%95%E2%80%95%E6%95%B0%E5%BC%8F%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%82%8F%E3%81%AA%E3%81%84%E7%B5%B1%E8%A8%88%E5%AD%A6%E5%85%A5%E9%96%80-%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E3%83%80%E3%83%AC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%95/dp/4061177206/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1346775476&sr=1-1

にいろいろ載っていたのだった。一読の価値あり。

あと、中間値を出してみて思ったのだが、先に「原発依存度1%減につき100円値上がり」という傾きが予めあって、それに合わせた作文じゃないだろーね。パーセンテージによって高位と低位の推計値の幅が大きくブレるのも推計にしては不自然で、カムフラージュなんではないだろうか。

先に結論ありきの「調査」「アセスメント」を名のる作文が役人に多いのは、県庁勤めの父親を見て良く知っている。